『定式』とは、各動作の完成時の形のことで、24式太極拳では24個あります。...と多くの記述を目にする。
この理解で良いのでしょうか?
別な説明では、一つ一つの技の最後の部分とありました。私としては、こちらの説明の方がしっくりします。
例えば、24式の2番目の動作:『左右野馬分鬃』では左・右・左と野馬分鬃を3回繰り返すので、定式は1個ではなく3個になります。
更に『攬雀尾』では、掤・将・擠・按の4個の技からなっている訳だから、定式は4個となります。
『下勢独立』では、『穿掌下勢』と『金鶏独立』の合わさった動作とみて2個となります。
このような理解で定式を数えると、24式太極拳の場合、定式は47個になるのだろうと思います。
競技演武を整えようとすれば、定式の理解は技の最後の部分であるべきでしょう。