最近質問を受けました。
「仆歩下勢の時、曲げた方の脚の膝はつま先の前に出て良いのですか?」
この方は恐らく以前に、膝はつま先より前に出さないように厳しい指導を受けたんだろうな~と思いました。
当然「出ても構わないですよ」と答えました。
どうしたら下勢の姿勢で膝をつま先の手前に収められるのですか?
弓歩定式の時、膝はつま先より前に出ません。
従って、世の多くの先生方は、弓歩を作る時、膝を前に出さないようにと指導します。
聞いた生徒の中には、どんな時でも膝がつま先より前に出てはいけないのだと理解する者が出てくる様です。
正しく指導しようとするならば、"弓歩を作る正しい動作"を教えるべきです。
正しく動けば、膝はつま先より前に出ることは有りません。
弓歩定式では「膝をつま先より前に出さない」ではなく、「膝はつま先より前に出ない」が正しい表現です。
この違い、分かりますよね・・・。